富永石材


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(有)富永石材
明石市樽屋町10-4
(078)911-6233
 


「お墓」って知らないことがいっぱい。いざという時のための「お墓Q&A]
皆さんからの質問も大歓迎です。
地方紙、ミニコミ明石に掲載されています。

お墓はいつ建てたらいいの?
お墓を建てる期間は決まっているのでしょうか

特に決まりはありません。時期は個人の自由ですが、習慣からすると、四十九日、百ヵ日、月命日、お盆、お彼岸や、一周忌、三回忌などの年忌をめどに建てるのがよいでしょう。この時期に、親族縁者が集まりやすいということもあるからです。お墓は、それぞれの都合や経済状況にあわせて建てる時期を決めればいいでしょう。大切なのは、建てる時期ではなく、供養の気持ちです。


生前にお墓を建てても大丈夫?

生きている間にお墓を建てる人が増えています。生前墓のことを「寿陵」といい、古来中国では生前にお墓を建てることは長寿を授かる縁起の良いこととされていました。
「仁徳天皇記」に寿陵の記述があり、聖徳太子もならって寿陵を建てています。最近では、縁起のためだけでなく、子どもに負担をかけたくない気持ちと、元気なうちに自分の足で良い環境や、お参りに便利な場所を確保し、人生の証として納得の墓を建てられています。
※分家初代でも、先祖あって、今の自分があるわけです。開眼法要には、親をも含めた遠祖を迎え入れることで、より意義深い墓となることでしょう。


この度、墓地の分譲に当選しました。
良い墓石選びのコツは?


良い墓石の第一条件は硬質で風化に強い事ですが、国内産、外国産を問わずお墓に一番良いとされている花(岡)岩(みかげ石)でも、良質なものと、そうでないものがあります。
硬質な良材は、それなりに高く、硬質な、みかげ石は業界でも人気がなく安く販売されます。ただ、見た目には、どれも光沢があり、美しく、お客様にとって、石の良し悪しの判断は付きにくいものです。その差は年月が経って初めてわかります。それだけに、信頼のおける石材店を選ぶことが大切になります。お墓選びは石材店選びから始まります。最近は、インターネットのホームページで石材店を調べる方も多くなりました。その店の実績やこだわりが詳しく知ることができます。

良い石材店選びのポイントは何ですか?

お墓は、一生一度の大切なお買い物ですね。先月号でもお答えしましたが、「耐用年数の長い商品」です。それだけに石材店とのおつきあいは墓を建ててそれで終わりということはありません。戒名の追加彫りなど、後々も何代にもわたっておつきあいをすることになります。ですから、「良い石材店」ほど店の信用を大切にし、お客様に満足してもらえるよう努力を怠りません。
 直接石材店を訪ねて、店の雰囲気や実績、実際に建てたお墓などを見せてもらいましょう。また、ご近所や身内の方などで建てられた方のお話を聞くのも参考になると思います。
 チラシや広告にまどわされず、じっくり、あわてず良い石材店を選びたいものです。


お墓は、建立までどの位の期間がかかりますか?

一般的なお墓で、発注後2〜3ヶ月は必要です。急ぎの場合は1ケ月位で建立も可能ですが、石種が限られたり、十分な検品ができない事もあります。又、オリジナルなお墓や、庵治石等の高級素材、広い面積の墓所などの場合は、3〜5ヶ月位の余裕をもって注文されるほうがよいでしょう。

石の豆知識
庵治石(あじいし)は細目と中目がありますが、中でも細目は、国内材の最高峰。地肌はきめ細かく、ウロコ雲のような斑「ふ」が特徴で、その斑は、気品と高級感が漂います。ただ、庵治細目といっても二級から極上まであり、価格にも大きな差がありますので、注意が必要です。


なぜ、お墓は石なの?

「石は固くて、長持ちするから…」だけではありません。日本の木の文化、西洋は石の文化といいますが、日本にも沢山の石の文化が全国に残っています。巨大なピラミッドや石造宮殿はありませんが、日本にも古代から、石を聖なるものとして祀った遺跡がいたるところにあります。飛鳥の亀石、猿石等々、身近な道祖神や石仏などを含めると数えきれないほどの石造物があります。石は後世に残る証しとなるものです。

日本人は神代の昔から石に霊が宿ると考えてきました。私達の遠い先祖、縄文、弥生時代の人々も、ヒスイやメノウで胎児の形を模した「勾玉」を作り、祖霊の宿り、護符として尊ばれてきました。

当店でも勾玉や水晶など貴石が今も、静かなブームになっています。おもちゃ箱をひっくり返したような店に、一度ご来店ください。



墓所選びで大切なことは?

墓地は大きく分けて、@公営墓地A民営墓地B寺院墓地の3つがあります。各々長所、短所がありますが、理想は「緑が豊かで、陽当り良好、段差のない平坦地で、敷地も広く、価格も安い。その上、自宅に近く、歩いて数分…」こんな墓地はなかなか見つかりませんが、一番大切な事は「自宅から、歩いてお墓参りができる」事です。公共交通機関を利用でき、駅から近ければ更にいいと思います。交通の便がいいと、いつもがお参り日です。どんな立派なお墓を建てても遠すぎてはお参りの足が遠のいてしまいます。これから先、子どもや、孫が足繁く会いに来てくれるお墓が一番です。


先日お参りしたときに気付いたんですが、先祖墓が傾いていました
お墓の傾きを直す費用は?

本来は、現場を下見してからの、ご提案と見積もりとなりますが、標準8型サイズと仮定して、傾きを直す場合は、3万〜5万円位の費用が掛かります。只、基礎からの全面改修の場合は、まず@碑の解体、A旧の納骨堂の撤去、Bベース工事(軟地の場合は特殊抗を打ち込みます)、新たにC納骨堂の新設、最後に碑を据え戻して仕上がりとなります。本格的なお墓の改修工事は、新設工事より手間の掛かる作業になります。それだけに工事費用も大きく変わってきますので、地盤調査、をしてからの見積もりは必須です。もちろん地盤調査、見積もりは無料です。
(工事に入る前には、ご住職に抜魂回向をしていただきます。また工事が完了後、今度は性根入れの回向をしていただきます。その時は線香とお花を用意してください。)


一つのお墓で両家を祀る事が出来ますか?
父がなくなり、お墓を建てたいのですが、私は一人娘で、主人は次男なので、両家一緒のお墓にしたいのですが?

少子化の影響で両家墓がふえています。一つの区画に二つの墓石を建てる方法と、一つの墓石に両家を祀る方法があります。最近ではお墓に名字を入れずに「お題目」や「倶會一處」「絆」、「心」など、想いの言葉を刻む事も多くなっています。その場合、花立等に各々の名字を刻みます。両家の先祖を一度にお参り出来、無縁墓にならないメリットもあります。
両家墓にする場合、墓所、宗旨等の問題もありますので、詳しくは老舗の墓石専門店にご相談されるとよいでしょう。


生前、父は散骨してほしいと言っていましたが
家族としては、全て散骨してしまうのは寂しい気がしますが…

一般的には全てのお骨を散骨するのは抵抗があると思われます。一度散骨すれば、もう、戻ってこないのですから…。この場合、故人の意思を尊重して、お骨の一部を散骨し、残りのお骨は、お墓に納めるという「分骨」という方法はどうでしょうか?
お墓は終の住処でもあり生きてきた証でもあります。その証拠を子孫に伝え、残していきたいものですね。
また、お墓の納骨室の底部は土になっており、お骨は土に還るようになっています。大地に還るという意味では、お墓も、散骨も同じかもしれませんね…


主人の葬儀後、すぐにいろんな石材店から電話が掛かり、困惑しています。
生前主人は、電話での勧誘や訪問販売には気をつけていたのに…

安心な石材店を選ぶコツは?

やはり、地域密着の地元の老舗店につきると思います。いい加減な仕事の店は、信用がなくなり永く続きません。地元で永年お店を続けている所は、まず安心です。また、お墓を建てられた人に相談するのもよいかと思います。その店が信頼できる店なら、その方から、紹介してもらう事も上手な方法かもしれませんね。
石材店の情報は、NTTタウンページやインターネットのホームページで詳しく、調べることが出来ます。


お彼岸にお参りした時、お線香の束が、
そのまま残っていて金具から取り除くのが大変…

お線香は一束 まとめてお供えするものですか?

線香にもよりますが、一束ごとそえるとほとんどが根元で残ってしまいます。安価な線香をまとめてお供えするより、良質な線香を数本お供えすることをお勧めします。その香りが墓所をより清浄にするとも言われています。また、水鉢周りの線香殻も少なくなるので汚れにくくなり、お掃除も楽になります。

プチ・リフォームで、お参りが楽になりますよ。
線香を寝かせて供える金具、取り外し自由な金具、その他、いろんな金具がありますので、一度、石材店を覗いてみては…。


墓所に雑草が生えて毎回、草抜きに苦労します。
お墓の雑草対策ありますか?

@ 除草剤を撒く。
手っ取り早いですが、定期的に撒く必要があり、周辺環境に対しても注意が必要です。
A 塩を撒く。
草を枯らす為には、何度も撒く必要があり、その塩が、お墓に永く触れていると石材が劣化することがあり、これも注意が必要です。
B 砂利を撒く。
厚く敷き詰める必要があります。薄いと隙間から雑草が生えるので、かえって大変です。
C 防草シートを敷き詰め、上に砂利を敷く方法もあります。
D その他、雑草の生育を抑える防草土や固まるマサ土、草の生えにくい砂利などもありますが、この辺になると、石材店に任せるほうが無難かも…


享年(行年)の数え方は?
今年、父が亡くなり一周期にお墓を建てる準備をしていますが、位牌に刻んでいる享年の年齢と無くなった時の年齢があいません。

年齢に違いがあるのは、数え年と満年齢の差で、どちらも間違いではありません。今では数え年は、葬祭、伝統行事(七・五・三、厄年…)占いなどで使われる位で、余りなじみがありません。
そこで、享年は何故、数え年なのかを住職に聞きました。「仏教的には、母親の胎内で生を受け、十月十日を経て、誕生した時は一歳となるわけです。生命を授かった尊さが、そこにはあります。」と…ただ、最近では、実情に合わせて満年齢を用いることもあるそうです。

ちなみに数え年は生まれた時が一歳で、元旦を向かえる度に一歳を加えていきますが、元旦から誕生日までは、満年齢+2=数え年、誕生日以降は、満年齢+1=数え年となります。


本家より大きな墓は
建ててはいけない?

お墓を建てる時に一番悩むのが、材質と大きさですが、その大きさは、どこを基準にしているのでしょう。そもそもお墓とは普通、二重台の上に乗っている竿石(文字を刻んでいる)のことを指します。下の台は、あくまでも台石なのです。つまり、お墓の大きさは高さが基準ではないわけです。墓石店で墓の大きさを表す「8寸角」とか「8型」という呼び名は竿石の横幅が8寸(約24cm)のことを言うわけです。
本家の竿石が9寸角なら、9寸以下を選べばいいわけですが、実際は同寸でも問題はないと思いますし、地方によっては、家の発展を願って、「先祖より小さいお墓を建ててはいけない」のしきたりの所もあり、どちらにしても、極端なサイズでなければ問題はないと思います。
敬う心と控えめな気持ちが大切です。


家族同様にかわいがっていた犬が亡くなりました。
火葬して私達のお墓に埋葬してもよいでしょうか?

残念ながら、ほとんどの墓地・霊園では認められていません。ペット専用の霊園に埋葬するか、家の庭に埋めて小さなモニュメントを建てられた方もいます。(ペットの場合は法律上は「物」として扱われますので問題はありません。)最近は、ペットの生前の姿を御影石で彫刻し、内部に納骨可能な空間があるペット墓などもあります。


   

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